ニキビって、自分で潰しちゃいけないの?
「星谷さん、ニキビができると、どうしても自分で潰したくなっちゃうんです。ダメですよね?」
こちらも、サロンでお客さまによく聞かれる質問の1つです。
「一般的には、自分の手でニキビを触るのは不衛生なので避けるようにと言われています。」
「むやみやたらにニキビに触れて潰すことは賛成できません。ですが、今にも膿が出そうなニキビは膿を押し出した方が早く治る場合もあります。」
「むやみやたらにニキビに触れて潰すことは賛成できません。ですが、今にも膿が出そうなニキビは膿を押し出した方が早く治る場合もあります。」
毛穴に詰まった皮脂や膿を排出する「面皰圧出(めんぽうあっしゅつ)」は、ニキビの炎症を軽快させる理学的治療として日本皮膚科学会でも有効性が確立されています。

※黄ニキビの膿が先端にポツンと確認できて少しの圧迫で膿が出てきそうな場合は、洗顔後に清潔にした手で患部に触れずに潰してしまうのも一つのやり方です。
注意
自分でニキビを潰すと雑菌を繁殖させたり、必要以上に皮膚を傷つけたりするリスクがあることを理解していてくださいね。


皮膚科での「面皰圧出」
保険適用が可能
滅菌された器具での圧出
針やレーザーで小さな穴を空けるので傷が残りにくい
大きくて目立つニキビの早期治療に効果的
保険適用が可能
滅菌された器具での圧出
針やレーザーで小さな穴を空けるので傷が残りにくい
大きくて目立つニキビの早期治療に効果的
「面皰圧出」にはニキビを予防する効果はありません。あくまでも、できてしまったニキビに対する処置(対症療法)です。
・ 痛みを伴うこと
・ 通院の時間と費用が掛かること
を考慮しても、
大きくて目立つ困ったニキビの早期治療に皮膚科での「面皰圧出」を選択肢として頭に入れておくと良いかもしれませんね。
「結局のところ、自分で潰していいの?いけないの?」
と不満の声があちらこちらから聞こえてきそうな記事に仕上がってしまいました。
「今にも膿が出そうなものなら、患部に触れないようにして押し出しても良い」
この文脈から全てを感じ取っていただければ幸いです。
決して、根の深いものをほじくり出そうとしてはいけません…
サロンのお客さまの中には
「縫い針を火であぶって滅菌してから、ニキビに刺す」という方や
「マイ・アクネプッシャー(面皰圧出器)を持っている」という強者までいらっしゃいます。
ご参考までに。
ニキビで炎症後のお肌は、色素沈着を起こしやすくなっています。紫外線対策は万全に行いましょう!